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Text File
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1995-07-26
|
7KB
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170 lines
==8TAB TEXT==
☆VNET絵画表示ツールVNPD
FTOWNS2の「アトリエ『VNET』」会議室にアップされているVNET形式
の絵画データを再生するツールです。コマンドラインよりファイル名を取り込む様に
なっておりますので、TMENU等に登録すればVNET会議室のログファイルをメニ
ュー上でクリックするだけで表示できる様になります。
☆コンソール環境(CUI環境)での起動方法
RUN386 VNPD <-s> <-r> <-p<著作データディレクトリ名>> 絵画データファイル名
<>内は省略可です。また、スイッチは大文字でも小文字でも構いません。
各パラメータは上記の順番通りでなくても構いません。
絵画データファイル名にはワイルドカードキャラクタ(「*」や「?」)が使えます。
-s,-S 絵画データをファイルに登録されている順番に表示します。
-r,-R 目次を自動作成し、好きな順番で絵画を表示できます。
-p,-P 著作データファイルの入ったディレクトリを指定する時に使います。
ディレクトリ名を省略するとカレントが選択されます。
-n,-N 描画時のみ互換モードにします。FASTモードのあるTOWNSでのみ有効で
描画が速くてアニメーションが正常に見れない時に使用します。
(例)富士通VNETのCD-ROMがある場合は以下の様にすると、
VNET.FT内の絵を目次付きで表示出来ます。
RUN386 VNPD VNET.FT PQ:\VNET\ -R
☆著作データのインストール
著作データは、富士通VNETの以下のファイルが必要です。
\VNET\PICT\*.*
\VNET\ICON\*.*
\VNET\PAT\*.*
これらをインストール先のディレクトリに、同名のサブディレクトリ(PICT,ICON,PAT)
を作りデータをコピーします。
例えば、G:\DATAに各サブディレクトリを作りインストールした場合には、-Pスイッチ
パラメータは
-PG:\DATA\
になります。最後の「\」は忘れないで下さい。
なお、RAMが2MBのマシンでサイドワーク領域等を確保していると、-Pスイッチを
指定していても背景画が出ない場合が「理論上」あり得ます。直接2MBマシンでは確
認していないのですが、6MB搭載のHRにRAMディスクを4MB作って疑似的に
2MBマシンのチェックをしたところ、サイドワークがあると一部の背景画でメモリ
不足が起こります(※)。T-MENU上でサイドワークをOFFにしたところ、一応
メモリ不足は起きませんでした。
この様な起動後に起きるメモリ不足には、その描画命令を実行しないという手段で
逃げています。しかも、エラーメッセージは出しません(^^;)ゴメンナサイ
立ち上がるくせに、背景画が出ないじゃないかっ☆という方は、メモリを余分に空
けて下さい。
著作データを用意できる方は、付属のtestp.ftを表示して目安にして下さい。
絵が表示されずに描画終了した場合は、確実にメモリが足りません。もしも、表示
されてもピッと一度でも鳴ったらやや足りない状態なので30KB程メモリを空けて
下さい。
※サイドワーク領域は「-PAGE 45」です。なお、T-MENU上からコマンドモード
に入り、コンソール上から実行した結果です。HRでの実行結果なので、CX,UX
HR,HG,UG,UR等のTOWNSIIなら同様な結果になると思いますが、それ
以前の機種ですと、12dotフォントにRAMを消費されてしまうのでもう少し厳し
い条件になってしまいます。
★ご注意★
著作データの違法入手はしない様くれぐれも御注意願います。VNETを入手出来
ない方もいらっしゃると思いますが、富士通さんの御好意によりフリコレ7に富士通
VNETの著作データを収録して頂きましたのでそれをお求め下さい。もしも、御自
分でVNETのデータを作成したいのであれば富士通VNETをお求めになるとよろ
しいかと思います。
☆TMENU環境(GUI環境)での起動方法
TMENU環境では2通りの登録方法があります。データファイルをクリックした
時にVNPDを起動する「データ起動設定」と、馴染みのある「アイテム起動」です。
VNPDVer.1.26からはファイルセレクタを設けましたのでアイテム登録による起動
が可能になりました。
・アイテム起動設定
VNPD.EXPをアイテム登録します。ディレクトリ移動の設定はどちらでも構いません。
パラメータ設定は後述「操作方法」を参照して下さい。
・データ起動設定
先ず、TMENUへVNPDを登録します。登録方法は以下の様に行います。
T-OSのシステムファイルの「TMENU.IF2」に以下の文を参考にして追加登録を行い
ます。T-OSのレベルによっては、設定アイコングループの「データ起動設定」では
3文字以外の拡張子の登録ができませんので御注意下さい。
FT ,00,20,G:\CODE\VNPD.EXP
「FT 」は「VNET.FT 」の様に拡張子(ファイル名の'.'以降の名前)を示します。例えば、
RT921012.LOGというようにVNET絵画データのLOGの保存をしている場合には
LOG,00,20,G:\CODE\VNPD.EXP
と、登録します。
最後の方の「G:\CODE\VNPD.EXP」はVNPD.EXPを格納してある場所をディレクトリを含め
て書き留めて置く場所です。Aドライブの親ディレクトリにVNDP.EXPを格納している場合
は
LOG,00,20,A:\VNPD.EXP
と、して下さい。
また、VNET.EXPの後ろに「-S」「-R」「-P」等のスイッチを付けて頂くとそれぞれに対応
した動作を致します。(-Pは必ずドライブ名付きのフルパスで指定してください)
☆操作方法
・データファイル名
データファイル名にはワイルドカードキャラクタが使用できます。アイテム登録す
る場合には、パラメータの最後に「*.FT」とか「*.LOG」としておくと便利かもしれません。
この様なワイルドカードを使ったファイル名を指定した場合、ファイルセレクタが最
初に起動します。また、指定されたファイル名が存在しない時にもファイルセレクタ
が起動します。
ファイルセレクタは、ディレクトリ名を赤、ファイル名を白で表示いたします。
また、ファイル名が表示しきれない場合は画面左下のページ切り換えボタンが有効と
なります。ボタンの右側に表示されているのは、現在のディレクトリです。
尚、ドライブ移動は出来ません(申し訳ない(^_^;))
・起動オプション(-S または -R)が無い場合
VNPDが立ち上がると表示モードを尋ねて来ますので、どちらかを選択して下さ
い。
・シーケンシャルモード(順表示モード -S)
ログファイルに収録されている順番に絵を描画して行きます。
1つの絵を描画し終わると、マウスカーソルが現れます。T-OSに戻りたい場合
は[OS]アイコンをクリックして下さい。次の絵を見る場合は他の場所([OS]
以外なら何処でも可)をクリックします。
ログファイル中の絵を全て表示し終わると、マウスクリック後にT-OSに戻りま
す。
・ランダムアクセスモード(目次選択モード -R)
このモードを選択すると、VNPDは各データの検索を始め、目次を作成いたしま
す。目次には、会議室の登録番号、作者のID、作者のハンドル、作品の名前が一覧
表として出ます。この中で見たい絵の枠内をマウスでクリックすると、希望する絵の
描画を始めます。描画終了後はマウスをクリックして下さい。
目次は20作品を1ページとして管理しています。20作品を越える収録数がある
場合は左下にあるページ移動アイコンを使ってページを切り換えて作品を選択して下
さい。なお、VNPD Ver1.20以降では、目次インジケータを直接クリックすること
でダイレクトにページ選択ができます。
インジケータの色のは、明るい緑が選択可能なページで、10ページ毎に更に濃淡
を付けております。黒に近い緑の部分は選択できません。また、現在表示中のページ
は赤いインジケータが出ます。
目次で管理出来る作品数は1000個までです。これはNIFの会議室のリミット
ですから、1001以上あってもしょうがないと判断したためなのですが……現在の
NIFは1000オーバーが可能なんですよねぇ(^_^;) 今後対策してみます(^_^;)
現状で作品数1000を越えるログファイルを読ませると、先頭から1000個の
み目次に現れます。当然ながら目次に現れない1001個目以降のデータは見れませ
ん。
☆その他
PICファイルの圧縮フォーマットの解析に、X-RAY氏のご協力を頂きました。この場
をかりてお礼申し上げます。
すずけん